福原愛さん「ご心配をおかけし申し訳ありません」長男の親権をめぐって元夫との和解を報告

記者会見で和解したことを報告する福原愛さん(3月15日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で、弁護士ドットコムニュース撮影)

卓球の元日本代表・福原愛さんが3月15日、東京・丸の内の外国特派員協会で記者会見を開き、2021年に離婚した台湾の卓球選手・江宏傑(コウコウケツ)さんとの間で、長男の親権について和解が成立したと発表した。

福原さんは会見で、「私のことでご心配、ご迷惑をおかけし大変申し訳なく思っています。これからは江さんと協力して子供を育てていきたい。みなさまには温かく見守っていただければ幸いです」と話した。

江さんは代理人弁護士を通して「日本の裁判所が公正で合理的な判断を下してくださったことに感謝しています」とのコメントを寄せた。

また、2人には共同親権が認められているが、江さん代理人の大渕愛子弁護士は「共同親権と一言で言っても、色々な内容が含まれており、ケースバイケース。今回の件では江さんが台湾で“主要扶養者”(日本の“監護者”)と指定されています」と話した。

●2016年に結婚、21年に離婚 長男の親権で争いに

福原さんは2016年に江さんと結婚し、2児をもうけたが、2021年に離婚が成立した。

離婚後、子ども2人は江さんと共に台湾で生活していた。2023年7月、江さんは日本で会見を開き、福原さんが2022年、長男を日本に連れて帰り、以後は連絡がとれなくなったと明かしていた。

その後、江さんが長男を引き渡すよう求める審判を日本の裁判所に申し立て、裁判所は福原さんに長男を江さんに引き渡すよう命じていたが、福原さんは応じていなかった。

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