4月にTポイントが終了?4大共通ポイント「楽天・dポイント・Pontaポイント」の勢力図は変わるのか

ポイントを効率よく貯めるコツ3選

買い物や公共料金の支払い、積み立て投資でもポイントが貯められるようになり、ポイ活に励む人も多くなっているでしょう。

2024年4月からは、TポイントとVポイントを統合した「青と青色のVポイント」サービスが始まる予定です。

共通ポイントのパイオニアであったTポイントが統合することで、他の共通ポイントの勢力図はどう変わるのでしょうか。

今回は、新たに統合されたポイントをはじめ、他の共通ポイントについて解説します。

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2024年共通ポイントはどう変わる?

共通ポイントは、貯めたポイントを買い物やサービスの利用時に活用できるポイントです。

一般的には、1ポイント1円で利用できます。

共通ポイントとして広く認知されているのは「Tポイント・楽天ポイント・dポイント・Pontaポイント」の4つです。

それぞれの利用実態について、確認しましょう。

また、2024年4月22日から、共通ポイントの1つであるTポイントが、三井住友カードで貯まるVポイントに統合します。

どのようなメリットがあるかもあわせて確認しましょう。

利用率の高い共通ポイントとは?

マイボイスコム株式会社は、2023年6月に実施した「ポイントサービスに関するインターネット調査」を実施しました。

その結果、直近1年間で利用率が高かったポイントは「楽天ポイント」で、73%となっています。

直近1年間で利用率が高かったポイント

楽天ポイントに次いで、Tポイント、Pontaポイント、dポイントが続きます。

楽天ポイントは、買い物や旅行、銀行などでポイントが貯まります。

貯めたポイントは、買い物をはじめ旅行やスマホ代、投資や保険などさまざまなシーンで利用可能です。

Tポイントは、全国のお店やインターネットサイトで貯められる「共通ポイント」です。

貯まったTポイントは、1ポイント1円分として、提携先のお店で使えます。

また、Tポイントを使って商品や電子マネーのポイント交換、投資に利用可能です。

Pontaポイントも、共通ポイントとして1ポイント1円で利用できます。

また、貯まったポイントを「au PAY 残高」へチャージできる点もメリットです。

ローソンでの買い物やauの料金支払にも活用できるので、auユーザーには親和性の高いポイントといえるでしょう。

dポイントも、1ポイント1円としてショッピングや携帯料金の支払に活用できます。

TポイントがVポイントと統合

2024年4月22日から、TポイントとVポイントが統合されて「青と青色のVポイント」がスタートします。

2024年4月22日からTポイントとVポイントが統合

これまで貯めていたTポイントやVポイントが統合されて、全国のTポイント提携先と、世界のVisa加盟店でポイントを貯められるようになりました。

また、全国のTポイント提携先と、世界のVisa加盟店で貯まったポイントが利用できます。

今後の統合によって、共通ポイントの利用実態が変わるのか、注目していきましょう。

また、今回の統合をきっかけに「ポイ活」に興味をもった人もいるのではないでしょうか。

実際にポイ活をしている経験者が、どのような目的で実施しているのか確認しましょう。

ポイ活をする目的

すでにポイ活をする目的について確認しましょう。

一般的に、ポイ活は節約の目的で実施されているケースが多いです。

ナイル株式会社が実施した「節約に関する調査」によると、節約に効果があった節約術の第3位に「ポイ活」が選ばれました。

効果があった節約術

スキマ時間を有効活用できる点や、手軽に取り組める点が、効果的な節約方法として選ばれた理由といえるでしょう。

一方で、節約できた総額でみるとポイ活は8位と順位を下げました。

手軽な方法で節約できるポイ活ですが、節約できる総額としては、他の項目に比べて少ないといえます。

コツコツと取り組まないと、成果が見えにくい特徴があるといえるでしょう。

ポイントを効率よく貯めるには

ポイントを効率よく貯めるには、以下の点を踏まえながら実施すると良いでしょう。

  • 生活スタイルに合った共通ポイントを選ぶ
  • ポイントの獲得を仕組化する
  • ポイントの付与率が高いタイミングを狙う

それぞれの項目について解説します。

生活スタイルに合った共通ポイントを選ぶ

日々の買い物やサービスで、どのポイントが獲得しやすいのかを検討することが重要です。

各ポイントも付与されるシーンが異なります。

そのため、自分が生活スタイルで貯めやすいポイントを選ぶと良いでしょう。

  • 楽天をよく利用する:楽天ポイント
  • コンビニをよく利用する:Tポイント、Pontaポイント
  • ドコモやauを使う:dポイント、Pontaポイント

実際に利用するお店やサービスによって、付与されるポイントも異なります。

ポイント付与については、各ポイントサイトを確認してください。

ポイントの付与率が高いタイミングを狙う

ポイントごとに、特定の期間やお店によっては、ポイントの付与率がアップするキャンペーンが実施されています。

ポイントを効率よく貯めるには、付与率が高い時に利用するのも大切です。

ポイント獲得を仕組化して効率よくポイ活しましょう

基本的に、ポイ活は継続して節約効果を実感できる方法です。

そのため、日常の生活でポイントを貯められるように、仕組み化すると良いでしょう。

日用品の買い物や、アンケートへの回答など、楽しみながら実施できる方法をうまく活用してください。

参考資料

  • マイボイスコム株式会社「ポイントサービスに関するインターネット調査」
  • 三井住友カード株式会社「4月22日に「青と黄色の『Vポイント』」が誕生します!」
  • ナイル株式会社「節約に関する調査」

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