ミュージカル『ヴァグラント』5月24日ソフト化 新藤晴一「初めて伝えられる部分もある」

新藤晴一による初のミュージカル作品『ヴァグラント』のBlu-rayが5月24日に発売されることが決定した。

本作は、ポルノグラフィティのギタリストであり、小説家としても活動する新藤が、プロデュース・原案・作詞・作曲をゼロから立ち上げ、脚本・演出の板垣恭一と共に1年以上かけてプロットや脚本を練り作り上げたオリジナルミュージカル。

『ヘアスプレー』『RENT』『テラヤマキャバレー』などの平間壮一と、Bimi名義でのアーティスト活動も行っている廣野凌大がW主演を務め、小南満佑子と山口乃々華がWキャストでヒロインを担当。そのほか、水田航生、上口耕平、玉置成実、平岡祐太、美弥るりかがキャストに名を連ねた。

本編は、2023年8月23日東京・明治座での公演を収録した映像を再編集した、平間壮一・山口乃々華Ver.と廣野凌大・小南満佑子Ver.のWキャスト両バージョンのディレクターズカット版が収録される。

特典映像には、舞台裏を追ったメイキング映像のほか、本作の制作過程を追ったドキュメントシリーズ『HARUICHI meets MUSICAL』の、YouTubeで公開されている#1~#4に加え、Blu-ray限定の#5が収録される。さらに、新藤が手掛けたミュージカルナンバーを収録したライブ音源盤CDもWキャスト両バージョンで収録。スペシャルブックレットには、舞台写真、各ナンバーの日本語歌詞が掲載されている。

●新藤晴一(プロデュース・原案・作詞・作曲)コメント
たとえばライヴ。最前列だけが良い席かといえばそうとばかりは断言できなくて。ちょっと離れた方が全体を見渡せて、こちら側がやりたかったことを見てもらえる、なんてこともよくあります。転じて舞台の映像化。そりゃ舞台を生で見てほしい、という気持ちはありながらも、映像化されて初めて伝えられる部分もあるんだな、と知った次第です。
新藤晴一

(文=リアルサウンド編集部)

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