最大震度6強の福島県沖地震から2年 宮城県では復旧工事が続く施設も

最大震度6強を宮城県と福島県で観測した福島県沖地震から、16日で2年です。被災した施設の中には、いまだ復旧が完了していない所もあり影響が長期化しています。

2022年3月16日午後11時半過ぎ、宮城県と福島県で最大震度6強を観測する地震が発生し、宮城県では2人が死亡し108人が重軽傷を負うなど大きな被害が出ました。

地震発生から16日で2年となりますが、被災した影響でいまだ再開できていない施設もあります。

小笠原侑希記者「こちらのコンサートホールですが、足場が張り巡らされ復旧に向けた工事が進められています」

白石市の多目的ホール、ホワイトキューブはコンサートホールの天井パネルや照明が落下するなどの被害がありました。

2023年6月から復旧工事が行われていて、天井の復旧を中心に作業が進められているということです。

復旧工事の費用は施設全体で17億6000万円で、国の補助を活用するため市の負担は約9500万円です。市は10月上旬の再開を目指しています。

白石市まちづくり推進課熊谷祐一係長「日本でもトップクラスの残響音を誇る有数のコンサートホールとなっていますので、復旧したら是非コンサートホールを利用していただければと思っております」

利府町にある県総合運動公園のプールは、地震の揺れで天井が落下するなど被害を受けました。

被害が広範囲に及んだことから復旧に時間を要しましたが、工事が完了したことから16日に2年ぶりに利用を再開することになりました。

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