クロスプラス 24年1月期 純利益4.5倍で過去最高 価格転嫁を契機に収益力向上 外出機会増え市場も好転

会見する山本社長(名古屋証券取引所で)

 衣料品製造卸のクロスプラス(本社名古屋市)が15日発表した2024年1月期連結決算は、純利益が前期比4.5倍の20億6400万円だった。3期ぶりに最高益を更新した。外出機会の増加でアパレル市場が好転したことに加え、価格転嫁や機能性を高めた付加価値商品の提案などで収益力が向上した。今期は引き続き増収を見込むが、円安による仕入れ原価高や人件費増で減益を見込む。
(竹田ゆりこ、酒井田梨央)

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