特殊詐欺の被害阻止に貢献したとして、神奈川県警は神奈川東部ヤクルト販売の荏田センターで活動する「ヤクルトミル見る隊」に警察本部長褒賞を贈った。小幡知子センター長（53）は「日頃から何でも話せる関係を築こうとしており、特殊詐欺が増えていますよという話も自然にできた」と笑顔で話した。
青葉署では昨年10月、乳酸菌飲料を取り扱う同社に特殊詐欺防止を呼びかけるステッカーの配達バイクへの貼り付けや啓発チラシ7千枚の配布を依頼。同隊は横浜市青葉区などで各家庭に配り、注意を促した。
1日で50軒の家庭を回る配達員もいたといい、橋谷田裕樹署長は今月5日、「ネットワークを生かして警察の目が行き届かない地域もカバーしていただき、その効果は高い」と取り組みをたたえた。
