静岡労働局は、静岡県内の２社が新型コロナの影響で従業員らが休業したなどとうその申請をし、雇用関係助成金を不正に受給していたと発表しました。
静岡労働局によりますと静岡市葵区千代田のダンススタジオは、２０２０年４月から２０２２年８月までの間、実際には従業員らが業務をしていたにも関わらず、休業したという虚偽の申請書を作成。
雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金など合わせて７８８０万円余りを不正に受給していました。
また、御殿場市保土沢で障害者の就労支援を行う事業所は、２０２０年７月からおよそ２年にわたり、同様に４４１０万円余りを不正受給していたということです。
静岡労働局は１２日、２社に対し支給の決定を取り消し、不正受給額に加算金や延滞金を加えた額の返還を命じました。
いずれの会社も不正受給を認め、返還の意思を示しているということです。
