新たに36件が国の重要文化財指定の答申 栃木県内では8世紀後半の建物から出土した「刻書瓦」

国の文化審議会が15日開かれ、新たに36件の美術工芸品を国の重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

このうち栃木県内では、宇都宮市と上三川町にまたがる古代の役所跡、上神主・茂原官衙遺跡で8世紀後半の建物から出土した「刻書瓦」が答申されました。

人の名前が刻まれた文字瓦が官衙跡からまとまって出土するのは稀で、古代官衙の瓦の生産・供給をうかがい知ることができる重要な資料です。

今回の答申で県内の美術工芸品の国の重要文化財は125件になる予定です。

また、国の有形文化財には、真岡市の桜町二宮神社本殿などが答申されています。

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