ジャイアンツ退団のJ・D・デービス アスレチックスと契約合意

日本時間3月16日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、アスレチックスはジャイアンツを解雇されてFAとなっていたJ・D・デービスと1年250万ドル+出来高100万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。昨季ジャイアンツの正三塁手を務めたデービスだが、マット・チャップマンの加入に押し出される形でトレード要員となり、最終的には解雇されてFAに。アスレチックスは三塁のレギュラー候補たちがオープン戦で目立った結果を残せておらず、デービスが正三塁手を務めることになりそうだ。

来月31歳の誕生日を迎えるデービスは、昨季ジャイアンツで自己最多の144試合に出場し、打率.248、18本塁打、69打点、1盗塁、OPS.738を記録。メッツ時代の2019年に打率.307、22本塁打、OPS.896の好成績をマークした実績もある。しかし、ジャイアンツは新たな正三塁手としてゴールドグラブ賞4度の実績を誇るチャップマンを獲得。デービスはポジションを失い、トレード先も見つからず、ウエーバーでも引き取り手が現れず、最終的には解雇という形でFAとなっていた。

アスレチックスは昨季、6人の三塁手を起用したが、合計でOPS.556と大きな穴になっていた。正三塁手不在の状態でスプリング・トレーニングを迎え、昨年11月にブリュワーズからトレードで獲得したエイブラハム・トロが13試合で打率.367をマークしてアピールしていたが、トロは複数のポジションを守れる貴重なユーティリティ・プレーヤーでもあり、アスレチックスは正三塁手としてデービスを獲得し、トロは内野のユーティリティとして起用することを選択したようだ。

デービスの加入により、開幕ロースター入りの可能性が取り沙汰されていた有望株ダレル・ヘルネイスはマイナーでシーズン開幕を迎えることが確実に。トロが控え内野手として開幕ロースターに名を連ね、股関節を痛めて実戦から離れているベテラン内野手のアレドミス・ディアスはひとまず故障者リストで開幕を迎えることになりそうだ。

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