老朽化のため栃木県企業局が2016年度から改修工事を進めてきた塩谷町の発電所の発電再開に伴う記念式典が16日、行われました。
農業用水を利用して発電する塩谷町にある水力発電所「風見発電所」は、1964年の運転開始してから50年以上が経ち老朽化してきたことから、2016年度から県企業局により全面改修工事が進められてきました。
改修工事に伴い2020年10月以降、発電を停止していましたが、水車や発電機など主要な機器をすべて更新し、16日からおよそ3年半ぶりに発電が再開されました。
開始式には、福田富一知事や塩谷町の見形和久町長などおよそ30人が出席し、再開を喜びました。
風見発電所の発電の再開に伴い、県内の水力発電所から生まれる発電による利益は、地域に還元するため再生可能エネルギーの設備導入など、市や町の脱炭素化の取り組みの支援に充てられます。
本格的な稼働は、4月末を予定しているということです。