普天間基地でオスプレイ飛行再開 防衛省目視

 沖縄県・普天間基地で米軍のオスプレイ飛行再開が確認された。林芳正官房長官は14日の記者会見で「必要な安全対策を講じたうえで3月14日以降、準備の整ったものから順次再開されることを日米間で確認している」とし「本日午前8時40分以降、普天間でオスプレイが基地内でフォバーリングしたうえで、飛行を再開していることを防衛省の目視で確認した」と語った。

 林官房長官は「飛行は安全対策の整備や教育を終えた機体から順次行うもので、安全に運用再開できるものと認識している」と強調した。

 林官房長官は会見で「日本国内のオスプレイの運用再開にあたっては飛行の安全確保が最優先であることを日米間で確認しており、安全確保に万全を尽くしながら南西地域をはじめとする我が国防衛のため、段階的にそれぞれの任務に復帰していく。事故は地域の方々に大きな不安を与えるものと重く受け止めている。一部団体から厳しい声も頂いていると認識している。懸念や不安払拭のため関係自治体への丁寧な説明に努めていく」とした。

 オスプレイを巡っては昨年11月29日、鹿児島県屋久島沖で墜落事故を起こし、搭乗していた8人全員が死亡した。この事故を受けて運行を見合わせていた。(編集担当:森高龍二)

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