スーパーGT岡山公式テストの2日目午前は曇りから雨へ。au TOM’S GR Supraがまたも最速に

 3月17日、岡山県の岡山国際サーキットでスーパーGT公式テストの2日目午前となるセッション3が行われた。朝から曇り空のなか始まった走行だが、後半は雨が降り出しウエットコンディションとなった。ベストタイムはドライのうちに記録されたau TOM’S GR Supraの1分17秒418で、GT300クラスはVELOREX FERRARI 296 GT3の1分25秒964が最速となった。

 3月16日からスタートしたスーパーGT岡山公式テストは17日が2日目。ただ9時からスタートしたセッション3は、晴天に恵まれた初日とは変わって曇り空のもとスタートした。路面温度も前日とは大きく変わっているコンディションとなった。

 GT500クラスでは前日同様15台が走行しているが、3月17日朝の時点でエントリーリストが変更され、既報のとおりSTANLEY CIVIC TYPE R-GTには岩佐歩夢が乗車。初めてのGT500ドライブを果たし、途中から山本尚貴に交代した。

 序盤からGT500クラスでは、前日から好調のENEOS X PRIME GR Supra、au TOM’S GR Supraという2台が1分17秒台に入り、これに続きMOTUL AUTECH Zも1分17秒台へと入っていく。序盤こそ晴れ間も差した岡山国際サーキットだったが、その後少しずつ雲が増し始めてしまった。

 そんななか、開始から1時間40分を過ぎる頃になると、サーキットには雨が舞いはじめた。雨脚は急激に強くなり、コースはハーフウエットに。スリックでは走れないが、ウエットタイヤのテストを行うには難しいコンディションとなったことから、全車が一度ピットへ戻った。

 この時点で、au TOM’S GR Supraの1分17秒418は変わらず、2番手にENEOS X PRIME GR Supra、3番手には雨が降り出す前に1分17秒938にタイムを上げたKeePer CERUMO GR Supraがつけた。一時わずかに雨が上がるタイミングがあったものの、その後ふたたび雨が降り続き、一部の車両がウエットタイヤを履きコースインしたもののタイムアップはなく、GRスープラ勢がトップ3を占める結果となった。

 4番手には1分17秒949がベストタイムとなったMOTUL AUTECH Zがつけ、5番手はMARELLI IMPUL Zという結果に。6番手にはARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8が続いた。

 GT300クラスは、今季からフェラーリ296 GT3を投入した地元のVELOREX FERRARI 296 GT3がトップタイム。2番手には監督も兼ねる黒澤治樹も乗り込んだLEON PYRAMID AMGとなった。3番手にはGreen Brave GR Supra GTが続いている。

 スーパーGT岡山公式テストは3月17日の13時45分からスタート練習が行われ、そのままセッション4に。2日間に渡ったテストを終えることになる。

2024年スーパーGT岡山公式テスト ENEOS X PRIME GR Supra
2024年スーパーGT岡山公式テスト KeePer CERUMO GR Supra
2024年スーパーGT岡山公式テスト MOTUL AUTECH Z
2024年スーパーGT岡山公式テスト ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
2024年スーパーGT岡山公式テスト 山本尚貴と話す岩佐歩夢
2024年スーパーGT岡山公式テスト VELOREX FERRARI 296 GT3
2024年スーパーGT岡山公式テスト LEON PYRAMID AMG
2024年スーパーGT岡山公式テスト Green Brave GR Supra GT
2024年スーパーGT岡山公式テスト シェイドレーシング GR86 GT

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