【新華社常徳3月17日】日本のびわこ学院大学(滋賀県東近江市)の教師と学生からなる研修団10人が9日、中国湖南省常徳市にある常徳開放大学の社区(コミュニティー)教育無形文化遺産体験授業に参加し、中国の茶芸や同市桃源県に伝わる桃源刺しゅうや桃源木彫などの無形文化遺産の魅力を学んだ。
中国茶芸の授業では、国家1級茶芸技士で国家高級品茶師の黄愛英(こう・あいえい)氏が、中国茶文化の「行茶十式」(茶のもてなしの10の段取り)を披露し、茶を入れる方法や茶を味わう際の基本的なマナーを丁寧に解説した。
無形文化遺産体験授業では、桃源刺しゅうの省級無形文化遺産継承者である羅明華(ら・めいか)氏が、刺しゅうの発展の歴史や特徴を紹介するとともに、刺しゅうの香包(匂い袋)を制作するための基本的な縫い方について説明した。
▽びわこ学院大学学生・南月乃さんのメッセージ
歓迎を受けて本当に嬉しかったので、機会があればもう一度、いやもう一度と言わず、何度も訪れたいと思いました。謝謝!
▽びわこ学院大学教師・林育子さんのメッセージ
日本の文化で「おもてなし」というのがありますけれども、日本のおもてなしよりも、中国のおもてなしがとても大陸的、大きくおおらかで、すべてを包み込んでくださるということを体験して、感動しています。(記者/程済安)