イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督が、EURO2024に向けて行われる熾烈なメンバー争いについて言及した。
今年の6月14日から7月14日にかけて、ドイツでEURO2024が開催される。前回大会のEURO2020でイングランド代表は、決勝戦でイタリア代表にPK戦の末敗れ準優勝に終わった。
3月の国際親善試合でブラジル代表とベルギー代表との試合に臨むイングランド代表は、現地時間3月14日に招集メンバーを発表。その際に、サウスゲート監督はマンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードや、マンチェスター・シティのジャック・グリーリッシュといった代表常連のメンバーも安泰の地位ではないと語り、所属元のチームでの活躍を求めている。
ラッシュフォードは今回メンバー入りしたものの、グリーリッシュは招集外となった。代わりにニューカッスルのアントニー・ゴードンが代表初選出。サウスゲート監督は攻撃的なポジションの人選について以下のように語った。
「ラッシュフォードはゴードン、(コール)パーマー、(フィル)フォーデンとポジション争いをする。そのポジションを巡って大規模な競争が行われるだろう」
「選手たちがクラブにいる間に何が起きたかはクラブの問題だ。しかし、我々はすべてのことを観察しており、ピッチ外の行動が無関係とは言わない。それでも重要なことは、我々はピッチ上でのパフォーマンスに焦点を当てている。彼(ラッシュフォード)にはたくさんの競争相手がいるし、グリーリッシュにも同じことが言える」
続けて、ニューカッスルとウェストハムでそれぞれ攻撃陣を牽引するゴードンとジャロッド・ボーウェンについて言及した。
「ゴードンとボーウェンは継続的に得点し、いいパフォーマンス、いい守備、ハードワークをし続けており、本当に良いオプションになるだろう」
「誰にもイングランド代表の地位を保証することはできない。私たちは特定のポジションで誰が最も優れた選手であるかを知る必要がある」
イングランド代表は現地時間3月23日にブラジル代表、同27日にベルギー代表戦を控えている。