電気代の節約方法として、新電力への乗り換えも手段の1つです。
暮らしを豊かにするお役立ち情報メディア「LIVIKA」の調査によると、「新電力は大手よりも電気代が高そう」という回答が、3割以上にのぼりました。
新電力の電気代は、大手電力会社と比べて高くなるのでしょうか。
この記事では、新電力会社の料金をシミュレーションしてみます。
新電力会社のイメージと利用後の印象
暮らしを豊かにするお役立ち情報メディア「LIVIKA」は、300人を対象に「新電力に関するアンケート」を実施しました。
出典:LIVIKA「新電力に関するアンケート」(以下同)
新電力を利用する前のイメージについては「大手電力会社よりも電気料金が高そう」(35.3%)が最も多く、「停電が増えたり、電気の品質が落ちることが心配」(28.4%)、「サポートが少なそうで不安」(26.5%)と続きました。
新電力を利用する前のイメージは、9割以上の人がネガティブなイメージを持っていることがわかります。
新電力を利用したあとのイメージについては、55.9%の人が「想像していたよりもよかった」と回答しました。
利用前のイメージと比べると、半数以上の人がポジティブなイメージに変わっていることがわかります。
新電力の電気代については、74.5%の人が「安くなった」と回答しています。
新電力に乗り換えて毎月の電気代がどれくらい安くなったのかについては、「500〜1000円」(42.1%)が最も多く、「500円以下」(27.6%)、「1000〜2000円」(22.4%)と続きました。
64.5%が「500~2000円」安くなったという結果でした。
年間約6,000~2万4000円の節約ができていることが伺えます。
新電力会社の料金をシミュレーション
新電力会社には基本料金無料のプランを提供している会社もあり、電気の使用量によっては、電気料金を安くできる可能性があります。
基本料金が無料の新電力会社と該当するプランの一例は、以下の通りです。
- Looopでんき:スマートタイムONE
- 楽天でんき:プランS
- ソフトバンクでんき:自然でんき
- エルピオでんき:使った分だけSプラン
- Japan電力:くらしプランS など
ここでは、「楽天でんき」をピックアップし、以下の条件で、電気料金をシミュレーションしてみます。
- 家族人数:3人家族
- 平均使用量:350kWh/月
- 住まい:東京
(※電気料金は、市場価格調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く、電力料金のみを算出しています。)
楽天でんきと東京電力エナジーパートナーの電気料金は、下図の通りです。
(※2024年4月以降の料金)
350kWhの場合、電気料金に大きな差は見られませんでした。
東京電力エナジーパートナーは、301kWh以上の電力量料金が高くなるため、電気使用量が多いほど、楽天でんきの方がお得になります。
電力会社各社の料金プランは、使用時間帯や使用量によって、さまざまなプランが用意されています。
使用状況に合わせてシミュレーションし、比較するようにしましょう。
なお、電気代の平均金額を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
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出典
- LIVIKA「新電力に関するアンケート」