教育無償化を実現する会・前原誠司衆院議員が語る国民民主と維新の違い!政権交代への道筋とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年3月14日に公開された動画ではゲストに教育無償化を実現する会衆院議員の前原誠司氏をお招きし、国民民主党と日本維新の会の違いについて語っていただきました。

前原氏が語る政権交代実現へのビジョンとは?

【このトピックのポイント】
・国民民主は個人商店、維新は全員野球
・立憲と維新の薩長同盟が実現すれば政権交代は絶対に起きる
・新たな連立政権の顔となるのは泉健太氏か馬場伸幸氏

前原氏のプロフィールは以下の通りです。

京都市出身の前原氏は京都大学法学部を卒業後、松下政経塾に入塾しました。1991年に28歳で京都府議会議員に当選。1993年の衆議院選挙では、日本新党で初当選。小池百合子東京都知事は、日本新党の1年先輩です。

その後に民主党代表となり、国土交通大臣・外務大臣を歴任。民進党代表・国民民主党を経て、2023年に教育無償化を実現する会を設立し、代表に就任しました。

「もう一度、政権交代を実現したい」と力強く語る前原氏。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして前原氏に回答していただきました。

国民民主と維新はどう違う?

前原氏は以前は国民民主党に所属し、今は日本維新の会と統一会派を組んでいます。両党の違いをどう感じているのでしょうか。

まず、国民民主については「玉木個人商店的な色彩が強い」と前原氏。一方で維新については「全員野球をやっているなという感じ」と表現しました。

また、前原氏は支持団体の有無にも言及。国民民主は自動車総連・UAゼンセン・電力総連・電機連合という4つの労働組合の支持を受けているがゆえにその意向が強く反映される側面があります。

維新は支持団体を持っていません。そのため「非常に自由にものを言っている」と前原氏はコメントしました。

ここでMC乙武洋匡は、維新が支持団体を持たないことについて「良くも悪くも」と表現したことに着目。支持団体を持たないことのデメリットについて問いました。

それに対し前原氏は「組織票」と回答。無党派層を取り込むことでしか票を集められない点に言及しつつ「そのことはプラスの面も多いとは思う」とコメントしました。

支持団体を持たないという点は、教育無償化を実現する会も同じ。党勢拡大の戦略について問うと維新同様、無党派層の個人にアプローチする方向性で進めるとのことです。

また、前原氏は維新のなりたちや田中角栄氏の秘書である早坂茂三氏の著書に触れつつ、足を使って地域を回る活動の重要性に言及。「それがどの党にいても原点」「足で稼ぐことを所属議員、これから所属する方に徹底したい」とコメントしました。

その言葉を聞いて、MC乙武は前原氏の選挙の強さを改めて実感したとのこと。

これまで複数の政党を渡り歩いてきた前原氏ですが、MC乙武が京都を訪れるたびに地元では所属政党が更新された最新のポスターがいつも貼られており、前原氏の支持者の多さを裏付けるものとなっています。

前原氏は政党を渡り歩いてきたことに苦笑しつつ、自身の中での主義主張は一貫しているつもりだとコメント。すなわち、自民党に代わる政党をもって政権交代を果たすことであり、その気持ちを理解しているからこそ政党を移っても変わらない支持があるのだと語りました。

「政権交代を起こさないと死んでも死にきれない」とまで言い切る前原氏。ただ、次期衆院選で教育無償化を実現する会がそれを実現することは現実的ではありません。

そのような状況の中で、MC乙武が政権交代へのビジョンを問うと、前原氏は「野党の連立しかない」と即答。

無理やり1つにまとめようとすると希望の党の二の舞になりかねないとし、連立政権を目指すことが一番の近道との見方を示しました。

前原氏「薩長同盟しかない。薩長というのは維新と立憲です」

現在、立憲と維新は約90の選挙区で競合しており、政策をまとめた上でこの選挙区を調整できるかどうかに政権交代できるかどうかがかかっていると前原氏は語ります。

さらに、前原氏は調整のかじ取りができる人物として泉健太氏の名前を挙げ、野党第一党の代表の氏名であるとしました。

前原氏「(選挙区調整を)水面下でやり始めたら政権交代は絶対に起きると思います」

ここでMC乙武が選挙区調整の妨げの要因として、比例代表に言及。比例票を増やすために、当選が難しくても小選挙区に候補を立て活動したいという思いが各政党にはあります。

それに対し、前原氏は小選挙区の候補者を下げても比例票の減少幅はそこまで大きくないと分析。「それ以上に政権交代を、という執念を持てるかどうか。大局観に立てるかどうかということだと思います」とコメントしました。

前原氏はそれをリードするのは野党第一党の党首であると再度強調し、自身については「裏に回ってサポートしていきたい」と語りました。

もし、立憲と維新による「薩長同盟」が実現した時、その「顔」は誰になるのでしょうか。MC乙武は1993年の細川護煕連立政権を例に挙げ、前原氏や玉木氏、泉房穂氏の名前を挙げますが、前原氏は泉健太氏か馬場伸幸氏のどちらかしかあり得ないと断言。

「どちらかから出さないとまとまらない」とコメントし、自身が表舞台に立つ必要性については否定的な見方を示しました。

MC乙武「そこに小池(百合子)さんが入ってくることはないんですか?」

MC乙武の突っ込んだ質問に対し、前原氏は4月の東京15区の補欠選挙と7月の都知事選挙がポイントになるとコメント。

ただ、国民への説明責任という観点から「基本は泉さんか馬場さん、どちらかを総理候補に決めて薩長同盟をやることが大事」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

政権交代の実現に人生をかける前原氏のビジョンとは?

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