マカオ、受診に訪れた女子大生にセクハラ行為のフィリピン人病院警備員逮捕

女子大生へのセクハラ行為でで逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は3月18日、中国本土からマカオに留学中の女性大学生に対してセクハラ行為をしたとしてタイパにある病院に警備員として勤務するフィリピン人の男(40)を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月13日に女子大学生からの通報により発覚したケースとのこと。同日朝、女子大学生が手にケガをして病院を訪れた際、警備員の男に受診の手続きについて尋ねたところ、男から患部を数分間にわたって触られ、診察後に男と再会した際にも同様の行為があったが、相手が心配してくれているものして通報には至らなかったものの、当日夜に病院付近を通りがかった際に同じ男と遭遇し、近くで話をしようと誘われ、突然相手から顔や首にキスをされたため、その場から離脱して通報するに至ったという。

 通報を受けた警察が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して被疑者の身元を割り出し、14日午後に被疑者が勤務先にいるところを逮捕。被疑者は同局の調べに対し、相手を慰めるため親密な接触をしたなどと供述したとのこと。同局では、男をセクシャルハラスメント罪で検察院送致するとした。

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