「鋼の錬金術師」「時をかける少女」の美術監督や美術監督補佐を手掛けた橋本和幸さん
今回、八千代市の古民家カフェ「高津珈琲」にお邪魔したのは、橋本和幸さんの「KAZUYUKI古民家カフェde個展」がこの日から始まったから。
橋本和幸さんは大人気テレビアニメ「鋼の錬金術師」の美術監督や、細田守監督の「時をかける少女」の美術監督補佐、「この世界の片隅に」や「おおかみこどもの雨と雪」の背景など、多くのアニメ作品に携わってきた方です。
3年ほど前から画家としても活動をするようになり、3月13日から「高津珈琲」で風景画を中心とした個展を開催しています。
自分の描きたいものを描きたかった
今回、橋本和幸さんご本人にお話を伺うことができました。大好きな「鋼の錬金術師」や「この世界の片隅に」を手掛けた方ということでドキドキでしたが、とても気さくで優しい印象の橋本和幸さん。裏話も含めてたくさんお話を聞かせてくださいました。
3年ぐらい前から本業のアニメのお仕事とは別に絵を描き始めたという橋本さん。仕事では描けない「好きなものを好きなように」描いているそうです。
画材は水彩絵の具とポスターカラー。習志野在住の橋本さんは千葉の風景を描くことが多く、今回の展示も千葉が多数あり、嬉しくなりました。
誰かの気配、風、音まで感じられる作品に魅せられる
橋本さんのほとんどの作品には人がいません。それなのに、今にもその木の陰から誰かが出て来そうな、駅のホームに立つ人が見えて来そうな、そしてそこに吹く風や音まで感じられそうに思えます。
優しく、柔らかく繊細な筆遣いで物語を紡ぐように描かれています。緻密な部分と大胆な部分を両方持っていて、本当に魅力的です。
原画、複製画、ポストカードもゲットできますよ
展示作品の販売もありますし、数千円の複製画、もっと手が出やすい1000円前後の複製画や、250円のポストカードも。さらに、素敵な作品がパッケージになった高津珈琲のドリップパックも（200円）。
私は迷いに迷って、ポストカードを4枚購入。普通の絵葉書と違って紙の質感がとてもよく、作品によく合っています。
作品を見ながらランチやデザートを
作品で癒された後は、美味しいランチやデザートを。
カレーやフォカッチャのサンドイッチ、デザートも人気です。私はチーズケーキ（500円）とマンデリン（500円）を頂きました。
落ち着く空間で、美味しいスイーツと心にしみる風景画。至福の時間でした。
週末には橋本さんご本人がいらっしゃることもあるそうです。作品のお話などを聞けるかもしれませんよ！
個展は3月31日まで。是非足を運んでみてください。
