両岸が見守り合い助け合うのは当然 釣り船救助で国務院台湾事務弁公室

両岸が見守り合い助け合うのは当然 釣り船救助で国務院台湾事務弁公室

中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京3月19日】中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華(ちん・ひんか)報道官は18日、大陸海警が同日、遭難した金門住民2人を救助したことについて、次のように述べた。

 大陸側は人民中心を堅持し、海峡両岸(中国の大陸と台湾)人民の生命・財産の安全維持を非常に重視している。両岸はもともと一つの家族で、海上で緊急事態が発生すれば、双方が互いに救援し、見守り合い助け合うのは当然のことで、人道主義の精神、両岸同胞の血のつながりを示すものだ。

 福建海警は同日午前4時(日本時間同5時)ごろ、福建囲頭湾海域で釣り船が動力を失い乗っていた金門住民2人が救助を求めているのを発見し救助したという。海警は直ちに医療上の手当てと人道的ケアを行い、お湯や食料、綿入れの衣服を提供し、専門の職員を派遣し介護させた。現在2人の体調は正常で、すでに自宅に電話して無事を知らせた。福建側は2人と船が金門に戻るための手配を早期に行うとしている。

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