四川省眉山市の眉山ハイテク産業パーク。（資料写真、眉山＝新華社記者/沈伯韓）
【新華社成都3月19日】中国四川省成都税関がこのほど発表した同省の2024年1～2月の貿易額は前年同期比15.0％増の1588億元（1元＝約21円）となり、省・自治区・直轄市別で貿易額、伸び率とも全国8位だった。輸出額は8.1％増の1014億7千万元、輸入額は29.7％増の573億3千万元で、貿易額と輸出額はいずれも同期の過去最高を更新した。
貿易方式別では、加工貿易額が17.5％増の614億2千万元で貿易全体の38.7％を占めた。保税物流による貿易額は25.0％増の216億2千万元で13.6％、一般貿易額は3.9％増の638億4千万元で40.2％をそれぞれ占めた。
主要貿易相手別では、東南アジア諸国連合（ASEAN）との貿易額が55.7％増の346億1千万元、欧州連合（EU）が27.1％増の255億7千万元、米国が13.4％増の252億4千万元、合わせて貿易全体の53.8％を占めた。同省企業は新興市場の開拓に力を注ぎ、アフリカとの貿易額は2.3倍、中央アジアは2.1倍となった。「一帯一路」共同建設国は32.8％増の772億6千万元だった。
輸出品目別では、電気自動車（EV）が14.1％増の13億3千万元で、同省の自動車輸出のほぼ半分を占めた。労働集約型製品は47.8％増の168億4千万元、集積回路（IC）は50.8％増の141億2千万元だった。
輸入品目別では、機械電気製品が50.3％増の433億3千万元で、うちICが49.8％増の302億6千万元、半導体製造設備が8.3倍の26億2千万元だった。商品（コモディティー）の輸入は急速に増加し、石炭、原油などのエネルギー製品は92.5％増の14億5千万元、金属鉱砂は2.6倍の24億2千万元となった。消費財は86.9％増の27億6千万元で、11カ月連続で2桁以上の伸びを維持した。
