春の新生活をもっと快適に ~おすすめ家具最前線~

進学や就職など4月から始まる新生活の必需品と言えば「家具」。

注目の売れ筋商品や家具選びのポイントを聞きました。

まもなく迎える4月、進学や就職での一人暮らしやパートナーとの生活など、春は新しい生活を始める人が多いシーズンです。このため家具業界も2月から4月にかけてが売り場が最もにぎわう書き入れ時です。

1990年代に国内でおよそ2兆円あった市場規模は、人口減少や婚礼需要の低下などを背景に現在はおよそ1兆円まで半減しています。 こうした中、各社が打ち出したのは「機能性の強化」と「値ごろ感」のある商品開発でした。オススメ家具の最前線に迫ります。

まず訪れたのは、今年1月に前橋市内にオープンしたスウェーデン発祥の大手家具店「IKEA前橋」です。北関東初出店、およそ9500アイテムを取りそろえ、人気の北欧デザインと値ごろ感が特徴です。

こちらの「アームチェア」。イケア初の日本人デザイナー中村昇さんがデザインしました。体の曲線に合わせたデザインが特徴で40年以上愛されるベストセラー商品です。好きな色のフレームとクッションを組み合わせることで、自分の部屋の雰囲気に合ったイスに仕上げることが出来ます。

空間の有効活用や複数の機能を備えた商品も現在のトレンドです。こちらの「ハンキング収納」と呼ばれる吊り下げて使う商品は、クローゼットや脱衣所などのデッドスペースを有効に活用できます。

また、一人暮らしの小さなキッチンでも活躍してくれそうなこちらの鍋は、煮る・炒める・揚げるといった調理を簡単に行うことが出来ます。

続いて訪れたのは、西日本を中心に展開する家具店でおととし11月、千代田町に初進出した「マナベインテリアハーツ群馬千代田店」です。売り場面積は約1万4000平方メートル。大型家具から雑貨まで品ぞろえが豊富で、家具を選ぶ際に相談できる体制も整っています。「人生のおよそ3分の1は睡眠時間」と言われるように寝具選びは重要ですが、ベッドを選ぶ際のポイントを伺いました。

「まずサイズですね。シングル・セミダブル・ダブルがあると思いますが、例えばダブルサイズだとお部屋への搬入が難しい場合がありますので、そのサイズ感を見てから、マットレス・フレームを選んでいただくと選びやすいかなと思います。」(マナベインテリアハーツ群馬千代田店・堀口亮治さん)

こちらの商品は、シングルベッドを連結して大きくすることが可能で、ライフスタイル合わせ分割することも出来ます。

また、ベッドとともにまくらにも「高機能化」の波が訪れています。

特殊な形を採用することで仰向け・横向き・うつ伏せなど5通りの使い方が出来るほか、首や肩にフィットする設計で快適な睡眠をサポートしてくれます。

 テレワークの普及で在宅時間の長い人も増える中、リビングのインテリアにこだわりたいという人も増えているといいます。中でもソファは、快適さを追求した高機能なものが売れ筋だということです。

 「こちらのソファ中央の背もたれ部分が倒せるようになっています。3人掛けのソファが2人掛けソファに大変身する形のものになっています。そして、この背もたれ部分はサイドテーブルとして利用することが可能です。ドリンクホルダーも付いていますのでおうち時間を楽しく過ごすことができると思います。」(マナベインテリアハーツ群馬千代田店・工藤湖都美さん)

またソファの選び方についてはー

「ソファは座ってみた感覚が大事になってくると思います。ネットおすすめのものありますが、実店舗で座ってみて選ぶのが良いと思います。おうちのカラーと合うか悩まれるお客様も多いと思いますので、自宅の写真を撮ってもらって、こちらに似合う物は何かありますかなどと聞いていただければと思います。」(工藤さん)

まもなく迎える新生活シーズン自分好みの家具に囲まれ気持ちよくスタートしたいですね。

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