酒に酔って負傷 治療してもらったのに…医師へ暴言を吐いた村議 「品位を保って」議会が勧告決議 沖縄・南大東村

 昨年8月に沖縄県南大東村内で酒に酔って負傷し、治療した診療所の医師に暴言を発したとして同村議会(仲田明男議長)は12日、男性村議(67)に議員の品位を保つよう勧告する決議案を賛成多数(賛成6、反対1)で可決した。

 決議案はこの村議と議長を除く6人が提出。本紙の取材に村議は「酩酊して迷惑をかけたと新垣利治村長や消防団長、医師に謝罪して反省している。だが決議はやり過ぎだ」と語った。

 決議によるとこの村議は昨年8月、同村在所で酩酊状態で負傷し、救急搬送された際、医師に暴言を発したとされる。「同様な行為は2回目で、村民から非難と厳正な対処を求める声が上がっている」と批判。「今後同様な行動をしたら、自ら進退を決するよう勧告する」としている。

(資料写真)南大東島

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