蕭美琴氏のチェコ訪問に断固反対 中国外交部

蕭美琴氏のチェコ訪問に断固反対 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京3月20日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は19日の記者会見で、台湾地区の新たな副指導者に選出された蕭美琴(しょう・びきん)氏がチェコに到着し、シンクタンクで講演を予定していることについて問われ、次のように答えた。

 中国は、国交のある国と台湾地区とのいかなる形式の公式な往来も断固として反対する。この立場は一貫しており、明確である。

 チェコ政府は「一つの中国」政策を堅持し、中国の主権と領土保全を尊重し、台湾が中国領土の不可分の一部であることを認めると、中国・チェコ両政府の共同声明や共同コミュニケなど多くの公式文書で厳粛に約束している。中国はチェコに対し、約束を順守し、個々の政治家を厳しく律するとともに、自国の信用を傷つけ、中国とチェコの関係を損なう悪行を直ちにやめ、本件の悪影響を除去するための有効な措置を講じるよう促す。われわれはまた、「台湾独立」分子に対し、「台湾独立」を企図すれば必ず歴史によって罰せられ、国際的に「一中一台」を企図すれば必ず自ら災難を招き、その結果に苦しむことになると厳しく警告する。 

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