中国ラオス鉄道、貨物列車運行本数が開業以来9千本超す

中国ラオス鉄道、貨物列車運行本数が開業以来9千本超す

中国重慶市沙坪壩区の団結村センター駅を出発した中国・ラオス・タイを往復する国際貨物列車。(2023年12月29日撮影、小型無人機から、重慶=新華社記者/唐奕)

 【新華社昆明3月20日】中国ラオス鉄道は2021年12月3日の開業から今年3月19日までに、貨物列車の運行本数が9千本を超え、国境を越える貨物輸送量は795万トンに達した。うち輸入は630万トン、輸出は165万トンだった。同鉄道を運営する中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路昆明局集団が明らかにした。

 昆明局集団貨物運輸部の担当者によると、鉄道部門は税関、国境検査部門との交流を強化し、磨憨(モーハン)鉄道口岸(通関地)の質の向上と能力の拡充を完了させた。スピーディーな通関を積極的に推進し、輸送能力と通関効率を引き上げ、全過程の物流コストを効果的に引き下げた。中国ラオス鉄道の国際貨物列車の通関時間は開業当初の40時間以上から5時間以内に短縮され、国際貨物列車の1日の通関本数は最大18本に達した。

 貨物輸送量も顕著に増加し、今年1月1日から3月19日までの国境を越える貨物輸送量は前年同期比33.7%増の115万トンだった。

 中国ラオス鉄道の貨物輸送サービスが現在、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマーなど「一帯一路」共同建設国12カ国と国内の31省・自治区・直轄市の主要都市に広がる。ラオスの首都ビエンチャンに位置する「サイセター総合開発区」や、両国の国境地帯にある「ボーテン経済特区」などのエリアの発展に寄与するだけでなく、ラオス産のキャッサバ粉やゴムなどの生産量の大幅増加につながり、沿線各種産業の能力の拡充と高度化、さらに国際経済貿易の発展も促進している。

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