【豆知識】二十四節気「春分」とは

【豆知識】二十四節気「春分」とは

二十四節気「春分」の伝統行事や習慣を描いたイラスト。(北京=新華社配信/魏欣悦)

 【新華社北京3月20日】20日は二十四節気の4番目、春分に当たる。全国の多くの地域では間もなく明るい日差しの春を迎える。

 ▽懸日

 この時期、太陽は地球の赤道上を直射し、昼夜の長さがほぼ等しくなる。太陽は真東から昇り真西に沈み、真っすぐ東西に伸びた街中の道路では、朝には太陽が道の東の端からゆっくりと昇り、夕方には西の端から徐々に沈む様子が見られる。このような情景は「懸日」とも呼ばれる。

【豆知識】二十四節気「春分」とは

14日、河北省石家荘市元氏県でサツマイモの苗の手入れをする農家の人。(石家荘=新華社配信/張暁峰)

 ▽農繁期に入る

 春分は重要な農耕の季節で、凍った土が溶け、土壌の通気性が良くなり、種まきに適した時期となる。農家の人々は畑でせっせと働き、工場は全力で生産を進んでいく。種を植えて、汗と希望の水をかけて、共同で良い収獲を祈る。

 ▽踏青(とうせい)

 家族旅行や研学旅行が春の行楽で人気を集める。中国江西省遂川県では6万ムー(約40平方キロ)の畑一面を黄金色の菜の花の海が覆い、遠くに見える青磚(せいせん、青れんが)や赤瓦の民家、生い茂る木々、曲がりくねった川と共に風光明媚(めいび)な田園風景を描き出している。人々は春の野遊び「踏青」を楽しみ、野山を駆け回り、たこ揚げをして、春の喜びを満喫する。

【豆知識】二十四節気「春分」とは

13日、リン酸化成肥料の生産などを手がける湖北省荊門市の新洋豊農業科技で、製品を運ぶ従業員。(荊門=新華社記者/杜子璇)

【豆知識】二十四節気「春分」とは

14日、貴州省遵義市の伝統村落、烏江寨で写真撮影を楽しむ観光客。(遵義=新華社記者/楊楹)

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