中国外交部、米に両国関係の世論環境を悪化させぬよう促す

中国外交部、米に両国関係の世論環境を悪化させぬよう促す

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京3月20日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は20日の記者会見で、米国入国時に嫌がらせや取り調べ、送還を受けた中国人学生6人と訪問学者2人を取材した米紙ワシントン・ポストの記事が米国内で注目を集めたことについて、次のように述べた。

 米国側が中国国民、特に学生や学者に対し、理由なく嫌がらせ、取り調べ、送還をしたことについて、中国は既に何度も厳正な立場を表明している。米国は頻繁に中国人留学生に対して差別的、政治的、選択的に法を執行し、当事者の正当で合法的な権益を大きく侵害し、両国の正常な人的往来を著しく妨害している。両国の人的・文化交流に便宜を与え、支持するという米国の態度とは正反対であり、友好交流という両国人民の共通の願いに逆行している。

 中国は米国に対し、両国各界の声に真剣に耳を傾け、両国関係の世論環境を悪化させるのをやめ、中国国民に理由なく嫌がらせや取り調べ、送還をするという誤ったやり方を是正し、関連案件を徹底的に調査して被害者に納得のいく説明をするよう促す。中国は引き続き断固たる措置を取り、中国国民の正当で合法的な権益を擁護していく。

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