望海風斗ドラマティックコンサート「Hello,」開幕

ミュージカル界のトップ女優 望海風斗(のぞみふうと)が全国コンサートツアー『Hello,』が 3月20日 (水祝)より日本青年館ホールにてスタート。
東京公演は3月25日(月)まで8公演が満員御礼!2021年 8~10月に開催された『SPERO』、2022 年 10~11 月に開催された『Look at Me』以来となる3度目の全国ツアーで、今回は東名阪福で全22公演を開催し 2万人以上を動員。
望海風斗は2021年に退団するまで宝塚歌劇団雪組のトップスターとして活躍。2022年度の第30回読売演劇大賞では優秀女優賞を受賞するなど、数多の作品で主演を務めミュージカル界のトップ女優として人気を拡大中で、2023年には『ドリームガールズ』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』、 2024 年も『イザボー』など次々と大作の主演を務めている。
類まれなる歌唱力を武器に、本格的な歌手活動が始動し、ツアー初日の3月20日(水祝)にポニーキャニオンより音楽配信をスタート。
開演前のアナウンスがちょっと可愛く、5分前には汽笛の音。アナウンスでもインフォメーションされるが、クラップ、声援、ペンライトはOK、なお、会場にてオリジナルペンライトが販売されているので記念に。
時間になり、スポットライトが、まずバンドに、そしてダンサー陣に、中央から、このコンサートのタイトルにもなってるが、元気よく「Hello!!!!」と望海風斗が登場し、会場は一気にヒートアップ。ピンクの衣装で元気よく歌唱。

『POP STAR』『真夏の夜の夢』、そしてそこから『あゝ無情』『お祭りマンボ』、客席通路をダンサー陣が勢いよく駆け抜ける。選曲が「懐かしい」と思えたり。そしてトーク。「感情をぶちまけてスッキリして帰っていただけたら」と挨拶。そして今年は「初舞台から21年目」だそう。それから「勝手にしやがれ」、昭和世代には懐かしい!歌詞をよく聞くと…ここは劇場で!

自身が好きな曲、ゆかりのある曲、バラエティに富んだ選曲、英語の歌も、これも懐かしい、『Top of the World』1972年リリース。全米ヒットチャート ビルボードで 1位を記録した曲。それから『Money, Money, Money』こちらはABBAが1976年にリリースしたシングル。もちろん、ミュージカル『イザボー』の『Queen of the Beats』はお約束。

そして新曲、『Breath』、なお、この楽曲はツアー初日の20日よりポニーキャニオンより音楽配信スタート。テンポの良いステージング、衣装もピンクから男役っぽいものから艶やかなドレスなど、望海風斗の魅力全開。

最後はアンコールの拍手で、ロビーでも販売されているコンサートの特別Tシャツを着て。これが、キュート、デザインが可愛くお洒落なので、コンサート記念に!

ノンストップのコンサート、東京は25日まで、その後、福岡、愛知、大阪を回る。
コンサートゲネプロ終了後に簡単な会見が行われた。

「春に開催するということで、(春は)新たな出会いがあり…。4回コンサートをさせていただいてますが、1回目は宝塚にいた時ですが、その頃からコロナ禍が始まってて、その時は客席から声も出せない状況の中で、初めてコンサートをおこない、それからコンサートをやってきてちょっとずつ、ちょっとずつ光が見えてきて。ここ数年、知らない間に心の固まった部分っていうんでしょうか、ずっと我慢してた部分を解放してもらいたいな、と…いろんな感情をこのコンサートでバーーーッと出して…最終的には歌いたい歌を…。試行錯誤でもあるんですが、歌いたいなーと思ってた曲、ミュージカルの曲、今回はそれだけじゃなくって、POPSだったり海外の曲だったり、いろんなジャンルの歌をちゃんと歌い分けると面白いかな?と。エネルギッシュな曲も…皆さんと一緒に汗かけるんじゃないかな?と。皆さんと盛り上がっていけたらいいなと…歌詞を覚えるのは大変ですね。『プロンプだそうか?』て言われて(笑)。

皆さんの顔を見ながら、ちゃんと伝えたいので、歌詞が出てくるといいなって初日を迎えようとしていますが。大変だったこと…ダンスシーン、歌って踊って、息切れっていうか、エネルギーを維持するとか、そういう意味では苦労したかな?1日、2、3曲ずつ振り付けを…ダンサーの皆さんもそうですけど、よくみんなで覚えたなと思っています。(新曲について)初日のお客様の前で歌っていろんな反応が返ってくるのが楽しみで。曲にこめた大切な思いをきちんと劇場に来てくださったお客様にお伝えしたいなと。でもどんな人でも、いろんなことがあって楽しかったり、喜びだったり、悲しかったり苦しかったり、ちょっと虚しかったり…そういう時間って意外と多いんじゃないかなと思うんです。子供の頃より楽しくは思っていない、でも、そんな時でも、今というのは、未来につながるし、過去があって今がある。今の自分というものをしっかりと抱きしめてあげられるのは自分自身しかいないと思うので、そんな曲になったらいいなって。アンジェラ・アキさんにたくさん思いを伝えて、アンジェラさんがそこから曲を産み出してくださった。初めてデモテープ聞いた時はすごく心が洗われたというか、新鮮な空気が体の中にすごく満たされた、そんな体験をしまして、そのまま、ずーっと、自分と向き合っていく、そういう時間を過ごしたので、聴いて下さる皆さんにも、何かちょっと…本来の自分に立ち返る、この曲を聴いてそんな時間を過ごしてもらえたらいいなと、願いを込めて産み出されました…心に刺さる、心が震える瞬間があります…(コンサートを)早く皆さんに観ていただきたい、お客様が入ってからですが、初日まではちょっと時間があるので、ブラッシュ・アップして初日を迎えたいと思います。楽しみにしています…(歌手と)二刀流で頑張っていきたいですが、二刀流って難しいですね。でも2つやることによって見えてくるものもあります、二刀流頑張って、コツコツと三振を恐れずに(笑)(男役について)踊るのがワクワクしちゃう(笑)、コンサートやって感じました(男役)スイッチ…ずっと持ち続けていきたい。でも宝塚時代、ご一緒したことがない方々と踊れる日が来るなんて!ちょっと喜びが…いろんなスイッチを使い分けていこうと思います」

アンジェラ・アキさんより
望海さんに楽曲を提供させていただくことになったのは、プロデューサーの武部さんより直接お話しをいただいたのがきっかけでした。
その後、望海さんご本人との会話やメールでのやりとりの中で、
パーソナルなお話しをしながら、お互い共感しあえる部分を探りました。
そんな彼女の心深くにあるものを受け止めて、形を与え、その思いに寄りそえるような楽曲を目指しました。
ブレスが歌の一部であるように、この歌が望海さんと一体となり、
曲のメッセージが多くの人の一部となって生き続ける事を心より願っています。

概要
日程・会場:
東京
2024年3月20日〜25日 日本青年館ホール
福岡
2024年3月30日・3月31日 キャナルシティ劇場
愛知
2024年4月20日・4月21日 東海市芸術劇場大ホール
大阪
2024年4月24日〜4月28日 SkyシアターMBS
演出・振付:桜木涼介
音楽監督:武部聡志
出演:望海風斗
井上望、碓井菜央、加賀谷真聡、神谷直樹、齋藤駿、仙名立宗、中道杏菜、半山ゆきの
※五十音順

公式サイト:https://nozomi210.com

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