「玖珠町のビジネス拠点施設知って」23日にイベント 出店やステージ…学生ら企画【大分県】

マルシェへの来場を呼びかける崎元光紀さん(右)ら=玖珠町

 【玖珠】玖珠町帆足の町サテライトオフィスで23日、初めてのイベント「クロスマルシェ」が開かれる。ビジネスの拠点にできる施設を知ってもらおうと、立命館アジア太平洋大(別府市、APU)の学生が中心となって企画。さまざまな出店が並び、ダンスのステージなども楽しめる。

 町は2018年度で閉校した森中の校舎などを改修し、20年度からサテライトオフィスにした。既存の事業者だけでなく、創業を目指す人らも使える。1社だった入居者は本年度新たに4社が入り、施設は軌道に乗りつつある。

 イベントは学校跡地を活用した取り組みに興味を持った同大3年の崎元光紀さん(21)が、一層の利用促進に向けて発案。大学の後輩2人や、オフィス入居者で地元事業者と交流会も開いているIT関連のJOINX(ジョインクロス、本社・静岡県富士市)などと実行委員会を立ち上げた。町の補助も受けた。

 当日は午前11時~午後2時。雑貨や古着、軽食など11の店が出る。敷地内ではKポップダンスやプログラミング体験、サッカーのPK大会なども開催する。入場無料。

 サテライトオフィスは雇用の創出など、町の活性化につながる。崎元さんは「若者ら多くの人が集まるにぎわい拠点にもなってほしい。きっかけとなるイベントを定着させていけたら」と意気込んでいる。

 雨天の場合、一部の行事が中止になる可能性がある。問い合わせは崎元さん(080.5856.1445)。

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