21日午前0時30分ごろ、那覇市松尾の第一牧志公設市場近くにある3階建て店舗兼住宅で火災があり、3階部分が全焼、2階部分が半焼した。那覇署や那覇市消防局によると、同日午前2時43分ごろに鎮火し、けが人はいなかった。建物は空き家で火災当時、人はいなかった。署や消防が火災原因を調べている。
火災のあった建物は1、2階が鉄筋コンクリート造りで、3階は増築した木造の建物。隣接する建物の外壁や屋根なども燃えた。
市場内の魚屋で働く男性(38)は、知人から火災の連絡を受け、すぐに現場に駆けつけた。市場に続くアーケード街には焦げ臭いにおいが充満していたという。「市場は1年前にリニューアルオープンしたばかり。一瞬不安が頭をよぎったが、延焼していなくてよかった。けが人がいないことも不幸中の幸いだ」と話した。
火災の影響で、平和通りや浮島通りの一部など市場付近に続く道路には規制線が張られ、一時人の出入りが規制された。