「電話をかけるつもりない」 バイエルン次期監督にクロップの選択肢なし! 後任に求めるものは?

バイエルンで取締役を務めるエバール氏。[写真:Getty Images]

バイエルンがユルゲン・クロップ氏(56)を新指揮官に招く可能性はなさそうだ。

バイエルンでは今季限りでトーマス・トゥヘル監督(50)が退任。次期監督候補を巡ってはレバークーゼン指揮官のシャビ・アロンソ氏(42)らをはじめ、複数候補者が挙がり、動向が注目される。

今年2月からバイエルンのスポーツ部門における取締役に就任したマックス・エバール氏はドイツ『Sport Bild』のインタビューで注目の監督人事にこう語っている。

「現時点でプランにAも、Bも、Cもない。チームがどうなのか、クラブがどんなDNAを持つのか、どんな歴史があるのかなど、状況を精査しているところ。どの監督が自分たちに合うのか慎重に考えている。このクラブが何をしたくて、何を成し遂げたいのかをね」

また、今季をもってリバプール指揮官を辞するということで、候補の1人に挙がるクロップ氏についても、自身がボルシアMGのスポーツディレクター(SD)を疲れによって退任した過去を引き合いに出しながら触れた。

「私はクロッポのように『エネルギーがない』という発言の意味を理解できる。私以上に理解できる人間はほとんどいないだろうね。私はそれを経験しているからだ。そういう人は仕事なんて二の次。人が一番にくる。だから、彼に電話をかけるつもりなんてない」

そして、次期監督候補の範囲についても「言語や年齢、指導者キャリアで制限するとしたら、それは間違い。焦点が狭まってしまう。短期でなく、中長期に率いてくれる監督を求めている。それはチームの計画や戦略において重要だ。頻繁な監督交代は最近のクラブで問題となっている」と話している。

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