木更津駐屯地に暫定配備の陸自オスプレイ 飛行再開

木更津駐屯地 陸自オスプレイ 飛行再開

 陸上自衛隊は3月21日、千葉県の木更津駐屯地に暫定配備している輸送機オスプレイの飛行を再開しました。
 木更津駐屯地のオスプレイはアメリカ軍のオスプレイの墜落死亡事故を受け、2023年11月から飛行を見合わせていました。

 オスプレイを巡っては2023年11月、在日アメリカ軍の機体が鹿児島県の屋久島沖で墜落し8人が死亡しました。

 これを受け、陸上自衛隊も木更津駐屯地に暫定配備している機体の飛行を見合わせていました。

 木更津駐屯地のオスプレイは21日午前、駐屯地内の低空をホバリングし、その後、高度を上げて飛行しました。

 当面の間は、周辺の空域を飛行し、自衛隊員の技量を回復した上で次の段階の訓練に進む計画だということです。

 陸上自衛隊は、3月18日、木更津駐屯地のある木更津市に安全性や事故の再発防止策、それに訓練再開の手順を説明し、木更津市は19日、市議会の了承が得られたため飛行再開を容認しました。

 木更津駐屯地のオスプレイの飛行再開について、熊谷知事は県民の安心安全が最優先とした上で、国に対し「今後できる限り県民に対する情報の開示と説明責任を果たして頂きたい」と述べています。

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