水環境館「爬虫類コーナー」の注意書きに反響 大人へのお願いに思わず目を疑う

水環境館の爬虫類コーナーに掲示された「大人へのお願い」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの「ぎーの(@OnoRuaRima_262)」さん。

当ポストは2024年3月19日時点で2万3000件を超えるいいねを集めており、多くの反響が寄せられています。

記事後半では、掲示物が撮影されていた「水環境館」の入館料やアクセスについても紹介します。

※投稿された写真は【写真4枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

爬虫類コーナーに掲示された「大人の方へ」というお願い

爬虫類コーナーに掲示された注意書き

「大人の方へ…」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。そこに写っているのは「爬虫類コーナーをご覧の大人の方へ」と書かれた掲示物です。

続く文章は『ヘビに対して「気持ち悪い生き物」という印象をお持ちの方は多くいらっしゃいますが』という前置きから始まり、中盤には「保護者の発言」に関するお願いが記されていました。

読み進めていくと、子どもは保護者の何気ないひとことによって「価値観をずっと植え付けられてしまうことがある」としたうえで「子ども自身から出てくる感情を大切にしてあげてほしい」と思いがつづられています。

爬虫類が「苦手」という人もいれば「大好き」という人もいるなかで、改めて「それぞれの価値観を大切にしていきたい」と感じるメッセージですね。

初めて目にした掲示に「驚いた」という

投稿者の「ぎーの」さんに、掲示物を目にした際の心境を尋ねると「こういった掲示を初めて見たので驚いた」と話してくれました。

続けて「このような考え方は大切だと思いました」といい、メッセージに共感したことを明かしました。

そんなぎーのさんは、メインのポストに続く形で自身の考えを発信。

「どうしてもムリという人も一定数いるかもしれませんが、生き物に対してどう感じるかは人それぞれだと思うので、その人の価値観を大切にしてほしいと思います」という旨をつづりました。

Xでは掲示物に関して、さまざまな意見が交わされた

「大人へのお願い」を記した掲示物が投稿されると、ポストには多くの反響がありました。

「はっとさせられました」「子育てしていくうえで、肝に銘じる。生き物に限らず、アートや天気や味、何もかも」「自分の価値観を押し付けない、心に響きます」と共感の声が続出。

加えて「子どもの前では、苦手な虫も否定しないようにしている」など日ごろから心がけているという意見や、「自分も爬虫類が好きなのに、母親に『気持ち悪い』など言われて気分が悪い」という実体験も見受けられています。

その一方で、「子どもは子どものままで生きている感覚がある。大人も子どもも素直に反応してよいのではないか。『親が嫌いだが自分は好き』ということもある」といった意見も。ポストにはさまざまな声が寄せられ賑わっています。

大人の方へ… pic.twitter.com/wdd1lZNkY1

— ぎーの🐧 (@OnoRuaRima_262) March 11, 2024

掲示されていたのは「北九州市立水環境館」

北九州市立水環境館

ぎーのさんによると、大人に宛てられた「お願い」が掲示されていたのは、福岡県北九州市にある「北九州市立水環境館」だったそうです。ここからは、話題となった「水環境館」について紹介します。

水環境館は「川・自然・環境」について学ぶことができる施設です。水族館のように展示された「北九州市の都心部を流れる『紫川』に生息する生き物」を見たり、ゲームやアトラクションを満喫しながら「河川」について学んだりできます。

水環境館には無料で入館することが可能です。ときには「カヌー体験」といったイベントも開催されており、参加費は1人1000円~2000円程度(イベントにより異なる)。

水環境館は「JR小倉駅より徒歩約10分」の場所に位置し、東京からは新幹線などを利用すると2時間50分ほどで訪れることができます。運賃は1万4000円ほどです。気になる方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

生き物の「眼」に魅了されているという

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「爬虫類コーナーの掲示物」を紹介しました。

ヘビの写真

取材の最後「ぎーのさんが思う爬虫類の魅力」をうかがうと「爬虫類に限らないですが、生き物の眼に魅力を感じます」と話してくれました。

「日本各地の水族館めぐり」をしているというぎーのさん。Xアカウントでは、動物たちの素敵な写真を多数投稿されています。気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

参考資料

  • @OnoRuaRima_262
  • 北九州市立 水環境館

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