USJにコナンの常設アトラクション、怪盗キッドの活躍に注目

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)に、日本のアニメ作品では初となる常設アトラクション『名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~』がオープン。3月22日より、特殊エフェクトと巨大スクリーン、迫力あふれるアクションが融合したショーがスタートする。

アトラクションがある「マンハッタンシアター」。外観も『名探偵コナン』仕様に

■ 原作者監修のオリジナルストーリー

2017年に日本のエンタメ作品が集結する『ユニバーサル・クールジャパン』がスタートして以来、パークとのコラボを重ねてきた『名探偵コナン』(原作:青山剛昌)。日本発のアニメコンテンツとしては初のレギュラーアトラクションということもあり、2023年12月に情報が解禁されるやいなや、大きな話題となっていた。

原作者・青山氏の監修のもと制作された完全オリジナルストーリーでは、鈴木財閥相談役・鈴木次郎吉が主催する宝石「黄昏の虹」のお披露目会が舞台に。江戸川コナン、毛利蘭、安室透などお馴染みのメンバーの姿もあるなか、宝石を狙う怪盗キッドが現れる・・・というストーリーだ。キャラクター同士の関係性が垣間見える協力プレイや白熱の駆け引き、二転三転する謎と、コナンワールド全開な展開が楽しめる。

『名探偵コナン 4-D ライブショー 〜星空の宝石(ジュエル)〜』の様子(写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

■ 思わず叫びそうに…!「新次元劇場」がコンセプト

また、ゲストの感情を引き出す「新次元劇場(ネオディメンション・シアター)」がコンセプトの同アトラクション。コナンや安室といった人気キャラクターたちが3-D映像で間近に迫り、3月21日におこなわれたプレビューでは参加者たちの驚いた声やリアクションが見受けられた。

また、幅45メートルという視界いっぱいに広がるスクリーンに映し出される3-D映像、音響や水しぶき、スモークを駆使した特殊エフェクト、キャストが魅せるライブ感あふれるアクションの融合には圧倒されるばかり。

『名探偵コナン 4-D ライブショー 〜星空の宝石(ジュエル)〜』の様子(写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

さらに、同アトラクションの主役である「怪盗キッド」の活躍も見どころのひとつ。マジックと変装を得意とするキッドならではの神出鬼没っぷりや披露されるギミックの数々には、思わず「キッド様!」と叫びたくなること必至だ。

『名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~』は、ニューヨーク・エリア内にあり、2020年にクローズした「ターミネーター 2:3-D」の施設を改装した「マンハッタンシアター」内にオープン。アトラクションと連動し、グッズやフードメニューも販売される。

取材・文・写真(一部)/つちだ四郎

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