青春刻んだ世田米中と有住中、校史に幕 住田、4月に統合

保護者や住民らと共に校歌を歌う世田米中の生徒

 住田町の世田米中(遠山秀樹校長、生徒57人)と有住中(村松正博校長、同37人)の閉校式は20日、各校で行われた。生徒や保護者、住民らが思い出と誇りをかみしめ、校史に幕を下ろした。両校が統合し、4月に住田中が開校する。

 世田米中の式典は約100人が出席し、遠山校長が「本校の良さと有住中の良さをうまく生かし合い、新たな歴史を刻んでほしい」と激励した。出席者全員で最後の校歌を響かせた。

 有住中の式典では、村松校長が「運動会や文化祭で地域の方々に関わってもらい、地域と共に成長してきた」と回顧。式典後、思い出を語る会も開き、卒業生らを交えた約200人が特設駅伝部の活躍や学校行事の思い出などの歴史を振り返った。在校生が最後に、ソーラン節と合唱を披露した。

思い出を語る会でソーラン節を披露する有住中の生徒

 

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