八雲町5人死亡バス事故 トラック会社の管理者ら2人書類送検、業務上過失致死傷容疑 運転手の体調不良認識か

去年6月、道南の八雲町でトラックと都市間高速バスが衝突し5人が死亡した事故で、道警はきょう、トラック運行会社の管理者ら2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

事故は、町内の国道で青森県の養豚会社のトラックが対向車線にはみ出して都市間バスと衝突し、双方の運転手とバスの乗客合わせて5人が死亡、12人が重軽傷を負ったものです。

警察は、トラック運転手の体調不良を認識していたにも関わらず、業務を交代させるなど事故を防ぐための処置を講じなかったとして、運転手の勤務先の「日本クリーンファーム」道南事業所の安全運転管理者と上司の二人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。警察はまたトラック運転手についても過失運転致死傷の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検しました。

運転手は事故の前日に体調不良を訴えていたことがこれまでにわかっていましたが、警察のその後の捜査で、事故当時に心筋梗塞を起こしていたということです。

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