第20回中国国際デジタルインタラクティブエンターテインメント展示会（ChinaJoy2023）にある騰訊控股（テンセント）傘下のゲーム開発会社、騰訊遊戯（テンセントゲームズ）のブース。（2023年7月28日撮影、上海＝新華社記者/辛夢晨）
【新華社北京3月22日】中国IT大手の騰訊控股（テンセント）が20日に発表した2023年12月期決算は、売上高が前年比10％増の6090億1500万元（1元＝約21円）、純利益が39％減の1152億1600万元だった。非国際会計基準（Non-IFRS）ベースの純利益は36％増の1576億8800万元となった。
23年第4四半期（10～12月）決算は、売上高が前年同期比7％増（前四半期比0.4％増）の1551億9600万元、純利益が75％減（同25％減）の270億2500万元。Non-IFRSベースの純利益は44％増（同5％減）の426億8100万元だった。
同社によると、人工知能（AI）技術によるターゲティング広告の精度向上により、10～12月期の広告事業収入は前四半期比16％増の297億9400万元に上り、四半期としての過去最高額を塗り替えた。デジタル経済関連収入は4％増の543億7900万元で、売上高への事業別寄与度でトップに立った。ゲーム事業の海外向け売上高は5％増の139億元で、年間売上高（532億元）の3割を占めた。
