大韓航空 A350初導入!アシアナ航空との統合見据え、長距離向け計33機

大韓航空が初導入するエアバスA350-1000型機のイメージ図

大韓航空は2024年3月21日、エアバスと計33機の航空機購入契約を締結したことを発表しました。発注の内訳は、エアバスA350-1000型27機、エアバスA350-900型6機で、同社がA350を発注するのはこれが初めてです。

現在運用する大型機は、ボーイング747-8型機やボーイング777-300ER型機、エアバスA380-800型機など。今回発注分はこれら機体の後継機とみられ、導入目的としては中長期機材運営計画の不足を補うもの、またアシアナ航空との統合を見据えた準備としています。

A350-1000はA350シリーズの中でも最も胴体が長く、最大座席数は440席。航続距離も現存する旅客機の中で一番長い約16,000km以上あり、ソウル(仁川)からは南アフリカ・ヨハネスブルグまでの直行便が運航可能です。同機は、日本航空(JAL)も777-300ERの後継機として導入を進めています。

大韓航空では、ボーイング787-9型10機、ボーイング787-10型20機、ボーイング737-8-MAX型30機、エアバスA321neo型50機、合計143機の導入計画を既に発表しており、最新機材の導入を進めています。また、A350-900をすでに運用しているアシアナ航空との合併審査も進められており、すでに日本を含む全13の国と地域で審査が完了。残る、アメリカ当局との調整を続けています。

© FlyTeam