【高松宮記念/穴ライズ】「ママコチャとの比較で過小評価、今回は馬の状態が違う」 想定“6人気”前後の伏兵

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■マッドクール

昨年暮れの香港スプリント8着以来、遠征帰りの初戦となる。世界の壁に跳ね返された現状と、重賞未勝利の実績から人気落ちが予想されるが、昨年のスプリンターズSでは、今回人気上位想定のママコチャとタイム差なしの2着に好走。ポテンシャルの高さでは、主力級に負けず劣らずと見ていい。

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キャリア11戦のうち、複勝圏を外して大きく崩れたのは、昨夏のCBC賞9着と、前述の香港スプリント8着の2回のみ。前者は熱中症、後者は初の海外遠征で大幅に馬体を減らしており、いずれも敗因は明確。まともなら、まず凡走することがない堅実派だ。

スプリンターズS時はオーバーワークにも見えた中間の追い切りだが、今回は坂路を余力残しで駆け上がり、加速ラップを刻んでフィニッシュ。久々だが、デキの良さは評価できる。3勝を挙げている得意の中京に替わり、さらにパワー型のため雨も歓迎。巻き返しのスタンバイOKだ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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