管理者選びが間に合わず 健康増進センターの開館日と営業時間を短縮へ 沖縄・読谷村「業者は要件を満たしていると思ったが…」

 沖縄県読谷村健康増進センターの運営が4月から、指定管理者から村へ一時的に変わることが22日分かった。昨年12月の村議会定例会で新たな指定管理者が選定要項に合わないとして否決され、選定が間に合わなかったことが要因。村は「営業日数は毎週1日減るが、安定した管理、運営が行えるように人員を整えている」と説明した。村は4月から新たな業者を公募する。6月議会で承認を得たい考えだ。

 昨年12月議会では村の選定した業者の住所が県外にあり、募集要項の「県内に主たる事務所または事業所を有していること」という応募資格要件が満たされていないなどの理由で否決された。村は「那覇に本店営業所を始め、四つの県内営業所があるため、業者は要件に満たしていると判断した」と説明していた。

 同センターは31日まで、週6日で午前9時から午後8時まで運営。村が運営する4月以降は職員が16人から10人に減るため、週5日の営業になる。営業時間も短縮する。

(中部報道部・又吉朝香)

4月から読谷村が一時的に運営する読谷村健康増進センター=22日

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