8620形蒸気機関車の58654号機が牽引する「SL人吉」は2024年3月23日にラストランを終え、引退しました。
牽引機である58654号機は1922（大正11）年に日立製作所で落成。100年以上にわたり九州を疾走し、何度も廃車の危機を乗り越えてきた機関車です。
JR九州は2022年10月、部品の調達やメンテナンスを担う技術者の確保が難しくなっているとして引退を発表。以来、記念イベントの開催や記念グッズの販売なども行いながら運行を続けてきました。
そんなSL人吉をフィーチャーしたBSフジの鉄道番組が、今月末に放送されます。
『九州最後の蒸気機関車～SL人吉を愛した人たち～』
番組では「人」に焦点を当ててその姿を描き出します。汽車を守り支えてきた整備士や機関士、亡き父の遺志を引き継ぎ「ミニSL人吉」を走らせその魅力を伝え続ける人、写真撮影を心のよりどころとして人生を歩んできた人など、汽車を愛してきた人々を追いかけます。
「SL人吉のラストランに向けて、人々はどんな思いを抱きどのように別れを惜しむのか。SL人吉の最後の雄姿を映像記録しながら、九州最後の蒸気機関車にかけた人々の人生をドキュメントしていく」（BSフジ）
ナレーターはフジテレビアナウンサーの松村未央さん。放送日は2024年3月31日（日）14時～15時。
（画像提供：BSフジ）
