メッツ・藤浪がマイナー降格 日本人の開幕メジャーは9人の見込み

日本時間3月24日、メッツは藤浪晋太郎をマイナーAAA級シラキュースへ降格させたことを発表した。年俸335万ドルの1年契約で加入した藤浪は、マイナー降格を拒否する条項が契約に盛り込まれていないことが報じられていたが、オープン戦5登板で防御率12.27、WHIP2.18と結果を残せず、開幕ロースター入りを逃すという結果に。メッツでは右肩を痛めている千賀滉大(メッツ)が開幕を故障者リストで迎えることも確実となっており、日本人不在のロースター26名でブリュワーズとの開幕戦を迎えることになった。

藤浪はメジャー1年目の昨季、アスレチックスとオリオールズで合計64試合(うち7先発)に登板して79イニングを投げ、7勝8敗2セーブ、5ホールド、防御率7.18、83奪三振を記録。メッツに加入した今季は、オープン戦で5試合にリリーフ登板したが、3回2/3を投げて与四球4、与死球1、暴投5と大荒れのピッチングで、開幕ロースター入りに向けてアピールすることはできなかった。今後はマイナーAAA級シラキュースでブルペンの一角を担いつつ、故障者発生などによってメジャー昇格の機会が訪れるのを待つことになる。

日本人選手では、ジャイアンツとマイナー契約を結んでいた筒香嘉智、レイズとマイナー契約を結んでいた上沢直之も開幕ロースターから漏れることが確定。筒香はオプトアウト(契約破棄)の権利を行使して退団した。また、右肩痛で調整が遅れている千賀は故障者リスト入りが確実となっており、昨年のワールド・ベースボール・クラシックで侍ジャパンの優勝に貢献したラーズ・ヌートバー(カージナルス)も肋骨骨折の影響で開幕には間に合わない。

よって、開幕ロースター入りする日本人選手は、すでにソウルシリーズで開幕を迎えたドジャースの大谷翔平と山本由伸、パドレスのダルビッシュ有と松井裕樹に加え、鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)、今永昇太(カブス)、菊池雄星(ブルージェイズ)、前田健太(タイガース)の合計9人ということになりそうだ。

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