26日(火)は低気圧が急発達 西~東日本で雨風強まり荒天のおそれ

26日(火)午後2時の雨と風の予想

 西~東日本を中心にぐずついた天気が続いている。24日(日)は九州で非常に激しい雨が降り、3月としては記録的な大雨となった所も。この先も曇りや雨の日が多いが、特に26日(火)は低気圧が急発達するため、荒れた天気となるおそれがある。

低気圧 急発達しながら本州を横断

アメダス24時間降水量

 本州付近に前線が停滞し、湿った空気が流れ込んでいる。24日(日)は西~東日本の各地で雨が降り、九州では局地的に大雨となった。25日(月)も曇りや雨の所が多いが、全体的に雨の降り方は落ち着く予想だ。 ただ、26日(火)は前線上に発生する低気圧が、急速に発達しながら西日本から東日本の太平洋側へと進む。このため、西~東日本は雨風が強く荒れた天気となり、九州では再び大雨のおそれがある。

九州 局地的に大雨のおそれ

26日(火)午前6時の雨と風の予想

 25日(月)の夜には九州・四国・中国地方にまとまった雨雲がかかり、26日(火)の日中は西日本から東北南部の各地で本降りの雨となる。西日本は夕方から次第に止んでくるが、東日本や東北南部は夜にかけて降りやすい。東北の平地は夜になると雪に変わる所もあるため、車の運転などに注意したい。 九州には湿った空気が集まり、雨雲が発達しやすくなりそうだ。午前中は局地的に激しい降り方となり、警報級の大雨となる可能性がある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。

強風や落雷にも注意

26日(火)朝の発雷確率

 26日(火)は全国的に風も強まり、非常に強く吹く所がある予想。西~東日本の沿岸部ほど強まりやすく、横殴りの雨となりそうだ。 また、西~東日本を中心に、大気の状態が不安定となる。落雷や、竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあり、注意が必要だ。(気象予報士・小林雅美)

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