フィリーズが救援左腕ストラームと契約延長 最大2年1500万ドル

日本時間3月25日、フィリーズは32歳の救援左腕マット・ストラームとの契約延長を発表した。ストラームは今季が2年契約の最終年だったが、今回の1年750万ドル+オプション1年の契約延長により、2026年までフィリーズでプレーする可能性が出てきた。MLB公式サイトでフィリーズを担当するトッド・ゾレッキー記者によると、2026年は年俸450万ドルの球団オプションだが、ストラームが2025年に60イニング以上投げた場合、年俸750万ドルが保証されるという。よって、今回の契約延長は最大2年1500万ドルとなる。

ストラームは2012年ドラフト21巡目指名でロイヤルズに入団。2016年にメジャーデビューし、パドレス、レッドソックスを経て、昨季からフィリーズでプレーしている。昨季は自己最多の56試合(うち10先発)に登板して87回2/3を投げ、9勝5敗2セーブ、11ホールド、防御率3.29、108奪三振を記録。先発、中継ぎ、セットアップ、抑えと様々な役割をこなし、チームに大きく貢献した。

ストラームは「フィラデルフィアは僕の性格に合っているんだ」とコメント。「フィラデルフィアは口うるさくて、厳しい街だけれど、それが僕にぴったりだと思っている。愛に溢れた街でもある。僕の調子が悪いときにはどんどん言ってほしい。僕はそれを恐れたりはしないから」とファンにメッセージを送った。

昨季は先発投手陣に故障者が発生した際にローテーションの一角を担った時期もあったが、今季はリリーフに専念できる見込み。ロブ・トムソン監督は「彼はとても価値のある選手だ。昨季は先発とリリーフの両方をやってもらったが、それは大変なこと。今季は少し扱いやすくなると思う。彼にかかる負担をしっかり管理していきたい」と話している。

2年契約の最終年を迎えていたストラームだが、FAを控えたシーズンは「故障したくない」という意識が強くなり、本来のパフォーマンスを発揮できない場合があるという。それを避けるために、代理人に対して早期の契約延長を実現させるよう働きかけたようだ。「あとはできる限り素晴らしいボールを投げるだけだ」とストラームは今季への意気込みを口にした。

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