「うんざりしている」林穂之香がチェルシー相手に技ありゴールも誤審で取り消し…重なる指揮官は怒り「試合後に謝罪しても結果は変わらない」

ゴールを奪うも誤審で取り消された林穂之香[写真:Getty Images]

なでしこジャパンMF林穂之香のゴールが誤審により取り消される事態が発生。監督も怒りを口にしている。イギリス『BBC』が伝えた。
【動画】監督も怒りの完全な誤審…林穂之香の同点ゴールが無効に

24日、FA女子スーパーリーグ第17節でウェストハムとチェルシーが対戦した。ウェストハムは、林の他、FW植木理子、DF清水梨紗となでしこジャパンの3名が揃って先発出場。チェルシーのFW浜野まいかはメンバー外となった。

試合は開始2分にチェルシーのアギー・ビーバー=ジョーンズがネットを揺らして幸先良く先制。それでも14分に清水が右に展開すると、アヌーク・デントンがアーリークロス。これをヘディングで落とすと、飛び出した林がGKとの一対一を落ち着いて流し込んで同点ゴールを決めた。

ただ、直後にオフサイドの判定が下りゴールは取り消しに。それでも、リプレイの映像を見ると完全にオンラインであり、副審のミスジャッジでゴールは取り消しに。その後失点し、0-2でウェストハムは敗れていた。

下位に低迷するウェストハムにとっては大きな誤審。さらに、前節のリバプール戦、第11節のトッテナム戦でも誤審に泣かされていたこともあり、レハネ・スキナー監督は試合後に怒りを露わに。VARが導入されていないことにも苦言を呈した。

「ゴールはオンサイドで1メートル以上あった」

「先週(リヴァプール戦で)我々に対して2ゴールが決まったが、どちらも認められるべきではなかった」

「トッテナム戦、オフサイドにあるべきではなかったゴールについて、試合後にまた謝罪を受けた。正直に言うと少しうんざりしている」

「試合後に謝罪しても、結果は変わらない」

選手たちのレベルが上がり、リーグとしてのレベルやプレーのレベルが上がっているFAWSL。一方で、審判団はプロではない方も多くおり、ジャッジの面でもレベルアップや改善が必要となりそうだ。

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