公設民営では道内初 沼田町にクラフトビール醸造所 来春の稼働目指す

道内初の公設民営のクラフトビール醸造所が誕生します。空知の沼田町が建設し、運営する指定管理者を公募して、来年春の稼働を目指しています。

醸造所が建設されるのはJR石狩沼田駅の目の前にある町有地で、床面積はおよそ70平方メートル、1年間の醸造能力は缶ビール3万本ほどにあたる12キロから14キロリットルです。

沼田町岩井さん「いろいろなところに醸造の委託をかけて、試験販売をしてきた。町内の人とか海外の人々にもかなり好評だったということもあり、特産品としてのブランディングをしっかりやっていくためには公設民営という形で強く推し進めていこうと」

沼田町は8年前から委託製造で独自のクラフトビールを販売してきました。自前の醸造所の整備は、よりブランドイメージを高めるのが狙いです。

沼田町岩井さん「地場産の大麦ホップを使った全量沼田のビールや、特産品のトマトジュースで割るレッドアイ、そういったものも考えていきたい」

札幌国税局によりますと、公設民営のクラフトビール醸造所は道内初。町は今後、ビール醸造をマチの活性化につなげたい考えです。

沼田町岩井さん「ビールを売るだけでなくて、それに合った料理とか、そういったものもチャレンジしてくれる店が増えてくれれば」

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