広東省深圳市に51億元規模のファンド設立、粤港澳大湾区の企業支援

広東省深圳市に51億元規模のファンド設立、粤港澳大湾区の企業支援

空から見た河套深港科技イノベーション協力区深圳園区。(資料写真、小型無人機から、深圳=新華社記者/梁旭)

 【新華社北京3月25日】中国ベンチャーキャピタル(VC)の深圳市創新投資集団はこのほど、全国社会保障基金粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオビッグベイエリア)科技創新(テクノロジーイノベーション)専項基金(特別ファンド)を広東省深圳市に設立したと明らかにした。同社と全国社会保障基金理事会が共同出資し、規模が51億元(1元=約21円)に上るファンドで、深圳市と香港特別行政区の境界に設けられる「河套深港科技イノベーション協力区」の深圳園区に設立された。

 同ファンドは深圳を足掛かりに、大湾区に広がり、大湾区内の産業の科学技術イノベーションに焦点を当て、次世代情報技術、ハイエンド設備製造、バイオ医薬品、新素材、新エネルギーなど優位性のある産業分野に投資する。優良なスタートアップと成長期の企業の発掘・育成に力を入れ、企業の自主イノベーションと成果の実用化を支援し、大湾区の戦略的新興産業と未来産業の発展にエネルギーを与える。

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