【大阪・靱公園】立ち飲みベーカリー「うらパネ」で”パン飲み”!ハードパンとワインと絶品料理を堪能しよう!

いつの日も美味しいパンですが、ハード系のパンって「美味しそう」と思って買っても、家でどう食べていいか迷うことはありませんか?

そんなハード系初心者の方にぜひ行ってみてほしいベーカリーを紹介します。大阪市西区・靱公園の南側にある「ウツボベーカリー パネーナ」です。このお店は単なるベーカリーではありません。閉店後はパンの陳列棚などをテーブルにし、パンとワインを楽しむ立ち飲みベーカリー「うらパネ」になるのです。

そんな一風変わったお店を取材してきました。

昼は“あてパン”メインに常時30〜40種類が並ぶ「ウツボベーカリー パネーナ」

「パネーナ」は、谷町六丁目で人気があった「タニロクベーカリー パネーナ」の2号店です。靱公園のすぐ真横にあり、しかもオフィス街。お昼はサンドイッチや惣菜パン、夜はサラリーマンが2軒目を求めて集まってくるエリアなのだとか。

昼の店内には常時30〜40種類のパンがずらりと並び、人気商品は夕方には売り切れてしまいます。一番人気は「手捏ねのくるみパン」。歯切れの良い絶妙な食感を出すために機械は一切使わず、すべて職人による手捏ねです。

生地に生くるみを贅沢に混ぜ込んでいて、食感と香りが楽しめます。「パネーナ」立ち上げの時からパンを作り続ける横田和季シェフが「2014年カリフォルニアくるみ製パンコンテスト」でグランプリを受賞した商品なのだそう。

くるみパンに匹敵するほど人気を博しているのが、スコーンです。取材日に販売されていたのはカルダモンミルクティー、苺とホワイトチョコ、おさつキャラメル、ほうじ茶マロン、オレンジショコラ、発酵バターと全粒粉の6種。

ベーキングパウダーではなく酵母を使っているあたり、ベーカリーのこだわりを感じます!

1号店の「タニロクベーカリー」と2号店の「ウツボベーカリー」では商品開発担当が違うので、それぞれの色が出ています。ウツボの特徴は「惣菜系」がやや多め。というのも、夜は料理人が出勤して「うらパネ」で提供するメニューを作るため、イタリアンの要素を取り入れやすいのだとか。

「ポルチーニ茸クリームソースのソーセージドッグ」や「牛すじと彩り野菜の和風カレータルティーヌ」など眺めるだけでも楽しい個性豊かな惣菜パンがずらり。オフィスワーカーに人気なのも頷けます。

商品の入れ替わりサイクルも早いので、毎日通っても飽きないベーカリーです。近くに行くことがあればマストで立ち寄るべき!おすすめのお店です。

夜はハードパンとワインを味わえる立ち飲みベーカリーに変化

「ウツボベーカリー パネーナ」の最大の特徴は、夜は立ち飲みベーカリー「うらパネ」に表情を変えること。店内の陳列棚を賑わせていたパンはなくなり、テーブルになります。

店のすぐ隣には、1日1組限定の個室も

このお店の運営会社は、大阪市内でイタリアンバルやカフェを展開する「カラビナフードワークス株式会社」のグループです。だから、どちらかと言えばパンよりも料理の方が得意分野。イタリアンシェフが腕をふるう自慢の料理と、ソムリエが選んだ充実のワインやシャンパンで、ハードパンをより楽しむことができるのだとか。

バゲットやフォカッチャ、パン・ド・ロデヴなどの食事パンは、500円で食べ放題。元々はワインに合わせて楽しんでもらう「あてパン」というテーマで開発しているため、相性は抜群です。

料理も、「牛ほほシチュー」や「チーズフォンデュ」「トマト煮込み」など、パンとの相性を考えて作っているのだとか。

「ハードパンってどう食べていいか分からないって人も多いと思うんです。そういった方のために、ハードパンの楽しみ方を提案するのが”うらパネ”です」と、統括マネージャーの田中康晴さん。

パン職人がどんどん開発する新メニューに刺激を受け、パンに合わせる料理を考案。料理から着想を得て、また新たなパンが生まれるという好循環ができているそう。

その日に焼き上げたフレッシュなパンをおつまみに、お酒と料理が進む新しい食文化“パン飲み”を存分に味わえるベーカリー。イタリアンが得意な会社だからこその発想です。家に着く前に軽く飲みたい時や、食後の1杯にもぜひ立ち寄ってみてください。

About Shop
ウツボベーカリー パネーナ / うらパネ
大阪府大阪市西区靱本町1-9-18
営業時間:8:00~17:00(パネーナ) / 18:00~24:00(うらパネ)
定休日:月曜、火曜

あかざしょうこ

ウフ。編集スタッフ

メンバーの記事一覧

関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。

© 株式会社風讃社