中国の「希望の町」 海南省ボアオのハイエンド医療パーク

中国の「希望の町」 海南省ボアオのハイエンド医療パーク

 【新華社ボアオ3月25日】経済や環境など世界の問題を幅広く議論するボアオ・アジアフォーラムの2024年年次総会が26日に開幕する。世界の目は再び南中国海沿岸にある小さな町、海南省瓊海(けいかい)市博鰲(ボアオ)鎮に注がれる。

 ヤシの木が生い茂り、青い海と緑の自然が交錯するボアオの万泉河畔には「希望の町」と呼ばれるボアオ楽城国際医療観光先行区がある。

 一面の荒野から国内屈指の現代化ハイエンド医療パークに姿を変えた肥沃な土地には、全国に先駆けて新たな試みを行う「先行先試」の種が芽吹き、花を咲かせている。既に開業した医療機関は28カ所に上り、さらに20以上が建設中または建設準備段階にある。緊急の臨床ニーズがある輸入医薬品・医療機器の導入は2023年末時点で370種類を超え、新薬を必要とする国内患者に多くの治療選択肢を提供している。世界の最新の医薬品・医療機器が中国市場に迅速に参入するための重要なチャネルにもなっている。

 楽城は今や、多くの国内患者にとっての「希望の町」であるだけでなく、対外開放を進める中国医療の窓口でもある。(記者/趙玉和、黎多江、王軍鋒、郭良川)

 

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