中国の月探査プロジェクト中継衛星「鵲橋2号」、月周回軌道に

中国の月探査プロジェクト中継衛星「鵲橋2号」、月周回軌道に

20日、「鵲橋2号」を載せ、海南省の文昌宇宙発射場から打ち上げられる運搬ロケット「長征8号遥3」。(文昌=新華社記者/楊冠宇)

 【新華社北京3月25日】中国の月探査プロジェクト第4期の中継衛星として20日に打ち上げられた「鵲橋(しゃくきょう)2号」は、約112時間の飛行を経た25日午前0時46分(日本時間同1時46分)、月から約440キロの場所で逆推進をかけ、約19分後、無事に月周回軌道に入った。中国国家航天局が明らかにした。

 同衛星は今後、軌道高度と傾斜角を調整してミッションを実施する24時間周期の楕円軌道に入り、計画に基づき月探査機「嫦娥4号」や今年上半期の打ち上げを予定する月探査機「嫦娥6号」と通信テストを行う。

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