ラプターズのジョンテイ・ポーターが不正賭博に関与か 『ESPN』が報道

トロント・ラプターズのジョンテイ・ポーターが、不正賭博に関わったとしてNBAの調査を受けているという。『ESPN』が複数の関係者から得た情報として報じている。

問題となっているのは、日本時間1月27日(現地26日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦と3月21日(同20日)のサクラメント・キングス戦での、ポーター絡みのプロップベット(勝敗ではなくスタッツに賭けるもの)だという。『ESPN』はNBAにコメントを求めたものの、回答はなかったようだ。

クリッパーズ戦でのポーターのプロップは5.5点、4.5リバウンド、1.5アシスト程度、3ポイント成功数は0.5に設定されていた。ベッティングはこれらの数字に対して、上振れるか下振れるかを予想するものである。しかしポーターは4日前の試合で負った目の負傷が再発したとして、わずか4分、0点、3リバウンド、1アシスト、3ポイント試投数は0本にとどまっていた。

翌日、ベッティング結果を報告する『DraftKings Sportsbook』は、ポーターの3ポイントに対するアンダーが、この日のNBA選手のプロップの中で最も大きな勝ちであったとレポート。ポーターはその2日後のアトランタ・ホークス戦で19分間プレイし、12点、7リバウンド、3アシストを記録している。

そして3月のキングス戦、ポーターは体調不良を理由にわずか3分のプレイにとどまり、スタッツも0点、2リバウンドのみだった。なお、この日のポーターのプロップは、7.5点、5.5リバウンド程度に設定されており、翌日にポーターへのアンダーのベットが最も大きな勝ちを生んだことが分かっている。ポーターはキングス戦までの直近4試合は20分以上プレイし、サンズ戦の次に行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦も21分プレイしている。

これらの試合で通常よりも多くポーターへベットされていたことから、今回疑いの目が向けられているというのだ。なお、ポーターはサンダー戦以降の2試合を個人的な理由で試合を欠場している。

NBAでは選手、全従業員にプロップベットを含むリーグにまつわるイベントでのベッティングを禁じている。違反した場合は、罰金、出場停止、契約解除などの処分が下される可能性がある。

ポーターはデンバー・ナゲッツのマイケル・ポーターJr.の弟で、今季はラプターズと2ウェイ契約を結んでいる。

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